農産部 農産課

入会年
2022年
出身地
札幌市
最終学歴
秋田県立大学
生物資源科学部・生物生産科学科

2024年1月取材

インタビュー

所属部署での仕事内容について教えてください。

 十勝管内での豆類種子の需給計画の策定、生産指導を行っています。

 十勝は日本有数の豆類の生産地であり、種子の安定供給が重要です。現在、十勝では約980haの豆類種子圃場で、大豆8品種、小豆5品種、菜豆8品種が生産されていますが、これら種子圃場で生産指導を行うとともに、収穫された種子の調整や発芽率検定を行い、豆類生産者に良質な豆類種子を供給できるよう努めています。

入会を決めた理由を教えてください。

 大学4年間を本州で過ごし、農業について学んだなかで、北海道に戻って農業に携わる仕事に就きたいと思っていました。十勝農協連は、日本の食糧基地である十勝の先進的な農業を支えるスペシャリスト集団として生産技術指導を行っており、そこに魅力を感じ入会を決めました。

やりがいや喜びを感じた仕事について教えてください。

 十勝の先進的で大規模な農業の一端を担えていることにやりがいを感じます。十勝は日本有数の豆類の生産地です。おそらく皆さんが食べているあんこや豆腐などの豆製品も元をたどれば十勝農協連から供給した種子で栽培されたものが多く含まれていると思います。日本の食を種子供給という立場で支えているという点にやりがいを感じます。

内勤・外勤の割合はどのくらいですか。また、時期ごとの仕事内容を教えてください。

 4~5月は豆類種子の調整作業を行う農産センターで、豆類種子の出荷業務を行っています。6~7月は十勝管内の種子生産圃場を巡回して病気にかかっている株がないか等、圃場調査を行っています。8~9月は先輩職員が担当している秋播小麦種子の調整・消毒業務を補佐しています。10月からは収穫された豆類種子を農産センターで受け入れ、格付けや調整業務を行っています。私は年間を通じて事務所での業務よりも種子生産圃場を巡回したり、農産センターで豆類種子の調整状況を確認する等、外勤していることが多いです。